メニュー 閉じる

卒業生からのメッセージ

中国語未経験でも大丈夫! 北京外国語大学で未来を変えよう!
杉﨑 勇介
学校法人明徳学園 相洋高等学校出身
2019年入学(28期生)

 私は、中国語を使ってカードマジックを披露したいという夢を抱き、2019年に中国語の知識が全くない状態から北京外国語大学への入学を決意しました。振り返ば、この決断は私の人生において最も素晴らしい選択の一つだったと感じています。

    2019年4月から2020年までの約1年間、私は中国に滞在し、現地で学習を進めました。授業が始まった当初、同級生たちの中国語や英語のレベルの高さに大いに刺激を受け、生まれて初めて本気で勉強に取り組むことを決意しました。その日から毎日図書館に籠り、平日は5~6時間、休日は8~10時間ほど集中して勉強を続けました。初めの頃は困難も多く辛い時期もありましたが、先生や中国人の友人、同級生たちの支えを受けながら学びを進めた結果、約1年でHSK5級とHSKK中級を取得。日常生活も問題なく送れるレベルに達しました。

 その後、コロナの影響で1年間休学した後、2022年10月頃に中国へ戻りました。この頃には、4年生までの目標だったHSK6級とHSKK高級を取得しており、資格面での目標を達成していました。そのため、残りの大学生活は学校行事や就職活動に集中し、充実した時間を過ごすことができました。

 学校生活では、さまざまな国の人々と交流し、多様な文化に触れる貴重な体験を得ることができました。また、卒業研修では杭州、乌镇、苏州、上海を訪れ、各地の魅力を肌で感じることができました。就職活動においては、中国語を学び続けた努力が評価され、さらに松田先生のサポートもあり、数社から内定をいただくことができました。

 これから北京外国語大学への入学を考えている方へお伝えしたいことがあります。就職活動については心配する必要はありません。努力次第で道は開けますし、大学のサポート体制も整っています。もちろん、留学生活には楽しいことがたくさんありますが、中国の生活に慣れる過程や勉強面で悔しい思いをすることも少なくありません。それでも、その経験が自分への自信となり、大きな成長につながります。また、社会人になると、「中国の大学を卒業しているなら中国語ができて当たり前」と見られることが多く、いきなり中国人との会議に参加する場面も起こり得ます。そのため、北京外国語大学の4年間で、そうした期待に応えられるような確かな中国語力を身につけてください。

 中国語を学ぶには、北京外国語大学は最高の環境です。興味のある方はぜひ検討してみてください。皆さんの新たな挑戦を心から応援しています!

未来を見据えた洞察力を養うことで、大学院へ進むことができました。
丹羽 沙也加
私立晃華学園高等学校出身
2018年入学(27期生)

 中国語を全く話せない状態から中国での留学生活を始めた私は、「早く会話ができるようになりたい」という一心で中国語学習に励みました。最初の二年間は授業だけでなく、中国国内を旅行したり課外活動に積極的に参加することで、学んだことを実践し、自分の力を試す機会を増やしました。その結果、大学三年生頃には日常会話が困らないレベルにまで上達しました。

 しかし、コロナ禍で後半の二年間はオンライン授業が中心となり、対面での経験が制限されました。それでも中国語を使い続けたい、そして将来ビジネスでも活かしたいという思いが強まり、この決意が大学院進学への挑戦を後押ししました。受験準備期間中は、専門用語の習得や関連書籍の読解、面接対策に力を注ぎました。その結果、非ネイティブが私一人という環境の中、北京大学ニューメディア学部大学院への入学を果たすことができました。

 大学院では、優秀な学生たちと切磋琢磨し、多角的な視点と思考力を磨きました。中国で最先端のIT技術に触れることで未来を見据えた洞察力を養い、グローバルな視点をさらに広げることもできました。この経験は非常に刺激的で人生の中でかけがえのないものとなりました。

 新しい言語を学ぶことは、その国の文化や価値観を深く知る貴重な機会です。中国留学に興味がある方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。その経験が新たな可能性を広げ、人生を豊かにしてくれるはずです。

百聞は一見に如かず
土谷 佳奈
壱岐高等学校出身
2019年入学(26期生)

 私は中国行きを親から猛反対されていました。「テレビでは悪いニュースしか聞かないけど。どうして中国に留学したいの?」という家族の言葉が今も忘れられません。当時の私は海外経験もなく、最初はなんとなく行ってみたいという気持ちでしたが、家族から反対されればされるほど、「自分の目でどんな国か確かめたい」と思うようになり、留学を決意しました。

 結果から言うと行って大正解でした。日本にいたら出会えなかった人、知らなかったこと、色々なことを経験しました。中国留学がこんなにも自分の人生を豊かにしてくれるとは思っていませんでした。

 現地に行ってみないと分からないことがたくさんあります。自分の目で確かめて、視野を広げてみませんか。少し大げさかもしれませんが、あなたが日中友好の懸け橋になるかもしれません。

 それでも不安な方、安心してください。日々の生活を徹底的に支えてくれるのがこの香坂班です。こんなにも私たちに寄り添い、サポートしてくださる学校は他にはありません。また、松田さんという日本の人気アニメ「ドラゴンボール」に登場するスーパーサイヤ人がいるのも、この香坂班の魅力です。安心して中国に飛び込んでください

中国での留学経験について
原 佑輔
新潟県立小千谷高等学校出身
2015年入学(24期生)

 私は2015年4月に北京外国語大学へ入学し、4年間を非常に有意義に過ごすことができ、今でも生涯の宝物として残っています。

 入学した頃は完全にゼロの状態から中国語を学び、本当に4年間で外国語を習得できるのか、無事に留学生活を送れるのかとずっと不安を抱きながら生活を送っていましたが、皆さんが日頃ニュースで目にする中国、中国人とは違い、多くの人がフレンドリー且つ積極的に交流してくれたおかげで、すぐに中国語も上達し、多くの友達を作ることが出来ました。

 日本人に限らず、多くの人は知らない土地に行くと母国の人同士で固まることがありますが、それでは留学する意味は無く、ただの旅行です。

 留学はただ語学習得に行くためのものではありません。その土地の文化、習慣、風俗、衣食住など全てのことを経験し、その国を知ることが本当の留学だと私は思っています。

 そのため、私はお金と時間に余裕があれば積極的に中国の様々な場所を訪れ、見聞を広めるようにしていました。日本人との交流は比較的避け、中国人と触れ合うように心掛けていました。

 現在留学しようかどうか迷っているそこのあなた、結論から言うと、留学して損は無いと言い切れます。理由はいくつかありますが、若い時の経験というものは今後あなたが生きていく上で必ず財産になります。もちろん知らないところに行くわけですから、たまには辛い、日本に帰りたくなることだってあるかもしれませんが、それ以上に4年間異国で生活し、多くのことを経験することにより、一回りも二回りも、それ以上に成長できます。

 現在私は留学時代に培った中国語という武器を活かし、日本に住んでいる外国人の日本就職という夢を叶えるために、外国人専門の人材会社にてRA×CA両面の仕事をしています。外国人が異国の地で暮らすのは大変ですし、ましてや就職するなんてのはとても難しいことです。自分も中国で多くの人に助けられた経験があり、その恩返しをしたいという想いで現在の仕事をしています。

 皆さんにとって留学、異国の地での生活がより充実したものとなるよう願っています。