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卒業生からのメッセージ

たくさんの経験を積むことが未来のチャンスを増やす
吉永 真愛
東京都・学校法人杉並学院
杉並学院高等学校出身
2020年卒業(24期生)

 私が中国に留学を決めた理由は、ただ単純に「自分の可能性を広げ、将来、皆とは違うフィールドに立って活躍したい」と思ったからです。中国語ゼロスタートの私は、実際に中国に来てからは授業についていけず、寝る時間を惜しんで毎日、予習・復習をしていました。勉強に慣れてきてからは、交流にも力を入れるようにし、学校代表のバドミントンチーム、日中交流ボランティアなど、さまざまな活動に積極的に参加し、自分の限界を決めないようにました。なぜなら一つ経験するごとに、自信になっていくからです。4年間で、中国語を身に着けるだけでなく、中国全土に300人以上の友人を作ってネットワークを広げると同時に、中国の文化や思想、生活習慣など、さまざまなことが理解できるようになりました。
 中国はとにかくスピードのある国です。技術面ではまだまだ日本に負けていると思っている人がいると思いますが、今では製造・物流などの各分野でイノベーションが進んでいて、正直日本より便利なことが多く暮らしやすいです。それに比べ今の日本社会は固定観念に縛られすぎていて変化を恐れている人が多いのも現状で、今までになかったものを柔軟に受け入れるという仕組みが浸透していないと思います。日本社会をリニューアルさせるためには、今後の若者の在り方が非常に重要で、世界を俯瞰的にみる力のある人材がさらに必要になってくると思います。
 就職についてですが、私は卒業後、百貨店に総合職として務めることになりました。中国語ができるからといって企業は採用してくれません。留学での経験、自分の価値観をどう築き上げてきたか、この過程、努力を見られるのです。留学した以上、自分が置かれた環境に満足するのではなく、常に上を目指して自分の殻を破り続けていく必要があります。
 そんな私は将来、日本社会の国際的競争力向上に向けて、中国留学で培った自由な発想、考えをもってグローバルに活躍していきたいと思っています。4年間の留学生活を終えた今も、日本人の中国人に対する偏見がぬぐえていない人もいるのが現状です。しかし、中国で起きていることを連続的に、背景も含めて伝えていくことが自分自身を変えていくきっかけにもなると思っています。
 この4年間を通して悔しかったこと、辛かったこと、将来それらを振り返ったときには自信となって、未来への原動力になると私は信じています。いろんな経験をすることで他の人との経験に差がつき、実力がつき、チャンスの数も差がついていくと思いますので、皆さんにも悔いのないよう、たくさんの経験をしてもらいたいと思います。

就職後の研修の中で、留学が活きる瞬間を感じる
渡部 光一郎
埼玉県立所沢北高等学校出身
2019年卒業(23期生)

 私が北京外国語大学に留学した理由は、もともと海外に興味があったということが挙げられる。どの大学に行っても留学しようと考えていたこともあり、受験で希望の国立大学に合格できず、それでは留学だと考えた。その中で中国を選んだのは、母親が中国人であるにもかかわらず私自身は中国語が話せなかったということもあるが、それ以上に中国語の需要が今後はさらに増大すると考えたからだ。そしてインターネットで調べて出てきた北京外国語大学に留学することに決めた。
 留学中は勉強はもちろん、旅行、遊びにも力を入れた。そして服が好きでファッションに興味があった私は、卒業後、オンワード樫山という大手アパレル会社に就職した。仕事内容は、当社がもっている各ブランドの運営、アパレルの企画から生産、営業、販売と、トータルに行うことである。私は現在まだ研修中の立場にあるため、2か月ごとに各部署を回って各ブランドを知り、各部署の仕事を勉強させていただいているところである。その中でも、留学した経験が活きる瞬間がある。
 まず一つに、中国語と日本語の通訳や翻訳である。店舗での販売研修時に中国人のお客様が来た際の通訳を行ったことが何度もあった。また企画部署にいたときは、店頭に置くチラシ、広告とネットショッピングサイトの中国語訳を行った。各所でインバウンド需要が増す今日、ファッション・アパレル業界でも数年前から継続して中国人の購買客が増えているため、このような機会が多かった。新入社員であるにもかかわらず頼られることが多く、これは北京外国語大学での留学経験が活きているいちばんのポイントだと言える。
 次に、中国に4年間いたという経験自体が挙げられる。上海や香港に支社、大連に自社工場をもっている当社では、中国を深く知っているというだけで優位点になる。先輩方との話で盛り上がるのはもちろん、当社は2月末に研修を終え配属先が確定するのだが、ありがたいことに、当社の生産部署、上海支社、中国マーケティング支社から声をかけていただいている。当社だけではないだろうが、就活中から就職後まで中国留学経験者の需要が依然として増していると言える。
 私は北京外国語大学に留学してよかったと考える。留学していなかったら、語学的知識はもちろん、海外に対する深い知識、海外経験やバイタリティは得ることができなかった。今の自分を育ててくれた北京外国語大学に感謝し、今後とも仕事に注力していきたい。

北京で受けたサポート。今度は自分の学生に提供したい

岡宗 櫻
高知県立高知西高等学校出身
2013年卒業(17期生)

 2013年1月に卒業後、東京にある日本語学校で働き始めました。日本語学校と言っても、あまり聞き馴染みのない業界かもしれませんが、来日した外国人留学生に日本語教育をする機関です。私は、教職員の方ではなく、事務職員として働いています。事務職員の主な業務は、日本へ留学に来たい外国人留学生に代わってビザの申請、来日後のビザの更新や生活指導をします。
 私がこの仕事を選んだのは、4年間一生懸命学んだ中国語を思う存分発揮したいという気持ちがあったからだけでなく、北京外国語大学で4年間私たちのお世話をしてくれた北京外国語大学の先生方、東京事務所の理事の方や北京在住の駐在員の存在が大きかったからです。今でも鮮明に覚えています。初めて北京に降り立った時、右も左もわからない不安いっぱいの私たちに優しく声をかけ、親身に私たち一人一人に声をかけてくれました。そのおかげでいろいろ心配だったことも解け、少しずつ北京での生活に馴染んでいきました。それだけではなく、何かあるとすぐに駆け付けてくれたり、勉強面や生活面で相談にのってくれたりもしてくれ、24時間の献身的なサポートをしていただきました。現在、従事している日本語学校の仕事も北京外国語大学東京事務所から頂いた求人で、すぐに興味を持ちました。自分の留学経験を活かし、日本に来て勉強や生活で困っている留学生たちのサポートをしてあげたい、誰かの役に立ちたい、そして学んだ中国語を活かしたいという気持ちで応募しました。今ではこの仕事に従事して7年目になります。大変なこともたくさんありますが、学生から「ありがとう」と満面の笑顔でと言われると疲れが吹っ飛びます!こんな風に学生に親身になれるのも、留学時代に学生一人一人に親身になってくれた、大学の先生や東京事務所の理事の方や駐在員の存在があるからです。私自身、この仕事についてやっと本当の有難みを知りました。
 そして、大学4年間でかけがえのない友にも出会うことができました。苦楽を共にしてきたからこそわかる信頼感や安心感は、卒業して10年たった今も変わりません。今でも定期的に集まって、社会のあれこれや愚痴をこぼしたりしています。何かあると真っ先に相談をするのはやっぱり大学で出会った友人たちです。この縁をこれからも大事にしていきたいとい思っています。
 北京留学をご検討されている皆さん!私は、大学の貴重な4年間を「香坂班」に身を委ねてよかったと思っています。日本では体験できない経験や異文化交流に触れることができました。中国はこれからも進化し続けていく可能性が大いにある国だと思います。そんな中国の進化を自分で実際に体験してほしいです。

チャレンジしたからこそ培えた適応力。皆さんも自分から行動を!
村山 由華
岩手県立不来方高校出身
2010年卒業(15期生)

 高校生の頃、たくさんの選択肢がある中で、なぜ北京外国語大学香坂班を選んだのか、今ではあまり覚えていません。しかし、留学を決意したときの自分をほめてあげたいほど、北京での4年間は素晴らしいものになりました。
 もちろん、大学生活は楽しいことだけではありません。辛い思いや、悔しい思い、悲しい思いもあり、たくさん涙も流しました。ただ、そのような感情を日本ではなく、北京で経験できたことは、本当に良かったと思っています。家族のように寄り添ってくれる香坂班の仲間がいつも支えてくれたからです。本気でケンカをしたことも、今では笑い話です。
 留学前はあれこれ不安もありましたが、自分で思っていた以上にどうやら環境への適応力があったらしく、言葉が通じないことを除いては、生活で困った記憶がありません。
 大学卒業後に日本で1年間働いた後、北京外国語大学に3年半駐在をしましたが、北京を離れていた1年間と、駐在中の3年半の間に街は大きく発展し、非常に生活がしやすくなりました。それを考えると、留学中の北京はまだ途上国らしさを残しつつ、ごみごみした街並みと、なんとも言えないニオイが満ちていて、ただ生活をしているだけで、日本では経験ができないような毎日を過ごしていました。
 現在は、中国とは関係がない調査研究の仕事をしていますが、大学の4年間で培った様々なことに支えられています。予定どおりに業務が進まなくても、想定外のことが起こっても、変な人に出会っても、中国で起こる突発的なことに比べたら、大したことではありません。
 業務の視察でホテルもコンビニもタクシーもない、人口2,500人程の離島(日本国内)に行ったとき、全く予定どおりにいかなくても楽しみながら対処をすることができました。
 大学の4年間は、何もしなければあっという間に過ぎ去ります。今になって、もっと各地を旅行すれば良かった、勉強をして資格を取れば良かった、もっと思いっきり遊べば良かったと思うことがあります。
 これから北京外国語大学に入学をする皆さん、在校生の皆さん、どうか悔いの残らない、輝かしい大学生活をお送りください。留学さえすれば何とかなる!というのは間違いで、自分から行動しない限り、どうしようもない4年間になります。
 つまづいたときには、香坂班の先輩たちが手を貸します。失敗を恐れずに、どんどんチャレンジをしてください。